こんにちは!小4の娘を育てるパート主婦、香乃です。
今回は、少し個人的なお話をします。
娘が年中の頃から療育にお世話になっていること。
そして、そのきっかけになった出来事について。
「うちの子、もしかして?」と感じながらも、どこに相談すればいいかわからず一人で抱え込んでいる親御さんに、少しでも参考になれば嬉しいです。
きっかけは保育園の先生から
娘が療育と出会うきっかけになったのは、保育園の先生からの一言でした。
娘は毎年、新年度になると泣き出す日々が続いていました。
5月末頃まで、毎朝そんな状態で。
登園を嫌がっているわけではないのですが、
新年度でクラスの場所が変わったり、担任の先生が変わったりするだけで、娘には大きな負担になっていたようです。
泣くことが落ち着いた後も、クラスの中をうろうろすることがあったと先生から聞いていました。
「環境の変化」にとても敏感な子なんだと、そのころから感じていました。
そして頭から離れなかったのが、「このまま小学校に上がって、ちゃんと通えるだろうか」という不安です。
保育園でこれだけ環境の変化に敏感な娘が、まったく新しい場所・新しい人間関係の中に飛び込んでいけるのか。
心のどこかでずっと気になっていました。
そんな娘の様子を見てきてくれていた保育園の先生が、「市の発達相談センターに行ってみるといいのでは?」と声をかけてくれたのです。
「相談できる場所がある」と知って、ホッとした
正直、それまでも娘のことは気になっていました。
「もしかして、何かあるのかな」と思いながらも、どこに相談すればいいのかわからなくて。
夫もあまり深刻に受け止めてくれず、一人でずっと悩んでいた時期でもありました。
だから保育園の先生に声をかけてもらった時、「ちゃんと相談できる場所があるんだ」と、むしろほっとしたのを覚えています。
相談センターでは、テストやヒアリングを受けました。
そこで紹介していただいたメンタルクリニックに、年長さんから今も定期的に通っています。
小1くらいまでは月2回、それ以降は月1回のペースで、心理士の先生のカウンセリングを受けています。
カウンセリングと言っても一緒に遊んだりしながら、学校でのこと、家のことなど話すという感じです。
診断を受けた時、内心「よかった」と思った
相談センターで受けた診断テスト。
その結果は、娘の「得意なこと」と「苦手なこと」をこんな形で整理してくれました。
得意なこと
- 見てわかること
- 自分の気持ちを感じること・お話しすること
- 発想が豊か
- 人と違うところに気がつく
- 興味のあることへの集中力
苦手なこと
- 人の気持ちや状況を想像すること
- 自分の気持ちをうまく言葉にすること
- いつもと違うことへの対応
- 複数のことを同時にこなすこと
- 暗黙のルールなど、自然と身につくはずのこと
リストにして改めて見ると、娘のことが深く腑に落ちた気がしました。
「この子はこういう子なんだ」とはっきりわかった感覚。
「できないこと探し」ではなく、娘という人間を丸ごと理解するための情報をもらえた気がして、当時の私にはとても救いになりました。
診断を受けたとき、私の正直な気持ちは「ホッとした」でした。
「そうだったんだ」という安堵感。
一人でモヤモヤ抱えていたものに、ちゃんと名前がついた感覚。
夫になかなかわかってもらえなかった「何か気になる」という感覚が、認められた気がして。
その場で涙が止まりませんでした。
診断は「レッテルを貼られる」ことではなく、「娘をもっとよく知るための情報」だと、今は思っています。
療育を始めて、変わったこと
年中の終わり頃から療育がスタートしました。
クリニックで受けたテストの結果、娘は自閉スペクトラム症(ASD)と診断されました。
知的な遅れは見られない様子だったので、「軽度」の自閉症スペクトラム症となるそうです。
私が療育に期待していたのは、「学校と家以外の第3の場所」を作ってあげることでした。
心理士の先生と同じように療育を受けている子たちと交流することで、娘が「ここは安心できる場所だ」と感じてくれたら、という思いがありました。
通い始めて、5年が過ぎましたが、心理士の先生との関係性もできて、私には内緒の話も先生としたりしているようです。
また、月に2回ほど同じクリニックで療育を受けている同年代子たちと仲間づくりのためのサークルにも参加しはじめ、毎回楽しそうに参加しています。
相談することを、躊躇わないでほしい
この記事を書こうと思ったのは、かつての私のように「何かが気になるけど、どこに相談すればいいかわからない」と一人で悩んでいるお父さん・お母さんに届けたかったからです。
ひとつ、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
療育は、動き出してからすぐに始められるわけではありません。
(お住いの市町村によって異なるとは思いますが)
対応してくれる病院や機関はどこも新規受け入れがごくわずかと限られた状態で、診断を受けてから実際に療育がスタートするまでに半年以上かかると言われることも珍しくありません。
さらに、小学生になってからだとより難しくなるケースもあります。
だから「気になる」と感じた時が、動き出すタイミングです。
「もう少し様子を見よう」と思っているうちに、時間だけが過ぎてしまうことがあるからです。
相談することは、特別なことではありません。
保育園や幼稚園の先生、市の窓口、かかりつけの小児科——どこでも構いません。
「気になっていること」を誰かに話すだけで、次のステップが見えてくることがあります。
私自身、保育園の先生のひと言がなければ、もっと長い時間一人で抱え込んでいたと思います。
早く動いたことで、娘に合ったサポートを早くから受けられた。
今となっては、あの時動いてよかったと心から思っています。
同じように悩んでいる方の、小さな背中押しになれたら嬉しいです。



